STORY

プロジェクトストーリー2

計画通りに進まない鉄橋工事。
UTKの総力を集めて、ピンチを救え。

仲野 雄也/営業部/2012年入社

鉄道向け特注品の営業担当として、拡販に貢献。「ないと世の中がけっこう困る製品を扱うことに意義を感じています」と言う。「新しいことの連続で、新幹線の線路に立ち入るなど好奇心も満たされ、マンネリ化する暇がありません」。

困り果てたお客様に秘策を提案

橋桁の落下防止用金具や防音壁といった、鉄道関係の特注品の営業を担当しています。営業と言っても、ときには作業服にヘルメット姿で現地へ出向いて測量を手伝い、納品手配の際には、現場のどこにいつどう置けば工事がスムーズに行くかまで考えます。お客様との会話で「この前のアレだけど」と言われても、すぐにわかるくらい、お客様と同じレベルで考えられる知識と視点が、この仕事には重要です。

東海道新幹線の鉄橋の、消音鋼板を受注したときのこと。お客様の都合で当社製品の納入時期が遅れていたのですが、工事は当初の期限内に完了させねばならず、お客様は困り果てていました。そこで私が提案したのは、通常は現場で別途施工する梁を、あらかじめUTKの工場で消音鋼板と組んでから納入する方法。こうすれば、現場での作業時間が格段に短縮できるというわけです。

お客様をUTKのとりこにする

本来なら社内で検討してからお客様に提案するところですが、このときは時間が迫っていたため、提案後に設計や製造、品質管理などの関連部署を集めて相談しました。みんな最初は驚いたものの、「とりあえずやってみよう!」と一致団結し、さっそく組付テストを経て、製作を進めてくれました。完成した製品は、10tトラック10台に積み、現場の都合にピッタリ合わせて納入できました。3カ月の予定だった施工期間は、1カ月にまで短縮できました。

現在、この製品は新横浜駅近くの鶴見川にかかる鉄橋のうち、川幅の半分ほどにあたる約90mにわたり、列車の騒音を低減しています。このように、かゆいところに手が届く対応で困りごとにお応えし、お客様の働き方改革につなげる。経験のないことにもチャレンジして実績をつくり、次の営業の武器にする――そんなやり方で、当社でなければ満足できないほど、お客様をUTKのとりこにしていきます。

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